「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」の新しさ

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ゾンビにあふれた世界でのサバイバルを描いた漫画は「アイアムアヒーロー」や「がっこうぐらし!」などなどたくさんありますよね。

そのどれもが襲い来るゾンビと命がけで戦いながら生き抜いていくストーリーですが、「ゾンビがあふれた世界で俺だけが襲われない」は違うんです。

主人公の武村は一人だけなぜかゾンビに襲われないんです。

他の人はゾンビに見つかるとすぐさま襲われますが、武村のことはスルー。

一度ゾンビに噛まれたのに、寝込んだだけで回復してしまったことが原因のようですが、その詳細は不明です。

抗体ができたってことなんでしょうか。

ブラッド・ピット主演のゾンビ映画「ワールドウォーZ」でもゾンビに襲われない人たちが出てきましたが、その人たちは感染症にかかっていたことが理由でゾンビに避けられていました。

それを利用してゾンビに対するワクチンを作って人々を救うという話でしたが、「ゾンビにあふれた世界で俺だけが襲われない」は主人公だけが襲われず、そのことは秘密にしています。

この武村が主人公にしては人嫌いでドライな人物。

一応、生きている人間を見かけたら助けようとはしますが、女子高生・深月と小学生の弟の3人を助けた時は、もっと食料を持ってきてほしいと言われて面倒になり、深月に肉体関係を提案したり、ゾンビ化した隣人の女性を犯したりします。

チートな能力をもっているのに人のことより自分優先な主人公は新しいなと思います。

また、武村は寝込んで起きたらゾンビだらけだったのに、あんまり慌てません。

特に自分は襲われないとわかってからは、ゾンビの行動を冷静に分析したり、スーパーから腐った食品を廃棄しに行ったりします。

腐ったものを捨てに行くのは衛生的に正しいんでしょうけど、そんなことをしているゾンビ作品は初めて見たので驚きました。

ヒーローになる気はなさそうな主人公・武村がこれから何を目的にするのか、どう動いていくのかが気になります!